アンティークコインの販売価格は、正直申し上げて「闇」です。
つまり各ディーラーによって、その価格はバラバラ。中には法外な価格も存在します。
そこで当店が販売する高額アンティークコインに関しては
ご購入者様が多少なりとも安心してお買い求め頂けるよう、当店の価格が適正であるという論拠を詳述しております。
今回は1821年ジョージ4世戴冠式記念ゴールドメダルMS62となります。
まずオークションレコードを見ていく前にグレードの解説です。
他のアンティークコインと異なり、記念メダルに対する鑑定グレードではSP、PF(PR)、MS の表記における差はなく、単純に数値のみがグレードの優劣を決めるとお考え下さい。
それを踏まえてオークションレコードを見ていきます。
2014年オークションでは7,638ドル

2018年オークションでは11,400ドル

2023年オークションでは24,000ドル

2024年オークションでは30,000ドル

10年で393%ほど上昇しており、年利換算で39%となります。
また、25年1月、日本のAWでのオークションでは510万円を超える落札額となりました。

ジョージ4世戴冠式記念ゴールドメダルは発行枚数も1,060枚と少なく、鑑定枚数もたったの16枚。
加えて、このメダルを手掛けたのがジョージ3世の5ポンドやワーテルローメダルを手掛けたベネデット・ピストルッチです(私も不勉強だったので調べました)。
「希少性」「デザイン」を兼ね備えたメダルであり、過去10年の価格上昇率からも世界中のアンティークコインコレクター、コインディーラー、アンティークコイン投資家の「マト」になっていることがうかがい知れます。
正直、私も2,3年の保有だけで軽く600万円は超えてくると考えたのですが、オークションでお手頃に仕入れることができたため税抜460万円を下回る価格でのご提供としました。
もし商品ページの価格が異なっていたら惜しくなり値上げしたのだとお考え下さい。。
正直なところ日本のアンティークコイン業者が買ってもおかしくない価格です。
