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1676年チャールズ2世ギニー金貨(象と城)MS63

アンティークコインの販売価格は、正直申し上げて「闇」です。


つまり各ディーラーによって、その価格はバラバラ。中には法外な価格も存在します。


そこで当店が販売する高額アンティークコインに関しては

ご購入者様が多少なりとも安心してお買い求め頂けるよう、当店の価格が適正であるという論拠を詳述しております。


今回は1676年チャールズ2世ギニー金貨(象と城)MS63となります。


まずはオークションレコードから解説します。

以下は1つ下位グレードとなるMS62の落札額です。


2014年オークションでは30,550ドル


2024年オークションでは55,200ドル



10年で81%ほど上昇しており、年利換算で8%となります。



ここでもう1つ面白いレコードがあります。

先にお見せしたMS62と同日のオークションで(象と城)付きではないMS61の落札履歴があります。


チャールズ2世ギニー金貨は(象と城)付きの方が価値が高いとされていますが、それを加味したとしても1つのグレード差で5倍以上もの価格差が出ています。


しかも1666年のコインではMS61が最高鑑定品です。それにも関わらずここまで価格差が出るのは、希少性の高いコインでは1つのグレード差がもたらす影響度があまりに大きいか、それとも(象と城)の希少性が絶大なのか。その両方か。


そこで(象と城)有無の価格差を割り出すにあたり参考になりそうなレコードを調べてみたところ多少参考になりそうな履歴が同じく24年オークションのAU Details品。


MS61と比べかなり下位グレードですが、それでも価格は2倍近く上を行っています。


ここからは完全に推察(暴論?)の域に入ってきますが、下位グレードで2倍の価格差ともなれば同グレードならば少なく見積もって3倍差になると仮定した場合、先ほどの5倍差から(象と城)付きの値差3倍を引き、1グレード差の価格影響は2倍という計算になります。


これを元にMS62の価格55,200ドルを2倍にしたMS63の価格は110,400ドルとなります。


為替143円換算で15,787,200円。


これが私が算出したオークションレコードからの適正価格です。


ですが、後半はかなり乱暴な計算になっている事は承知していますので今回の当店販売価格は更に20%以上差し引いた1200万円代としました。


ましてやMS63は唯一最高鑑定品


その分のプレミアムと平均年利8%の実績を加味すると、この価格でご購入され数年保有するだけでも数百万円の利益はもたらしてくれると考えています。





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